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いままでなかった注文 [仕事]

今年、初めて手がけた仕事が三つあります。

1、家族記念写真・出張撮影
 ちょうど函館で桜が満開の頃、以前に葬儀関係で写真を頼まれたお客様から「子供のお食い初めの写真を撮って欲しい」というご注文でした。ちょうど親戚も集まるので記念写真を撮りたいとのことでした。どんな写真が撮れるか分からなかったのですが、ライティングの用意をして訪問しました。
 一般の家庭でスタジオ風に写真を撮るというのはなかなか難しかったのですが、なんとかうまく並んで戴き、赤ちゃんを中心にして撮ることが出来ました。
 後日、出来上がった写真をお届けして大変喜んで戴きました。そのとき、「実はその前に赤ちゃんとスタジオに写真を撮りに行ったのですが、たまたまご機嫌が悪くて良い写真が1枚も撮れなかった」ということを知らされました。若いお母さんもとても残念がっていたらしいのですが「まさか実家でこんな写真が撮ってもらえるとは思っていなかった。撮れて良かった」と言っておられたそうです。

2、昔のレコードをCDに変換
 「ネットで調べたのですが…」と電話があり、「昔好きだったレコードが、プレーヤーが壊れ、今聴きたくでも聴けないのでCDプレーヤーで聴けるようになりますか?」とのことでした。お目にかかってみると、年配のご婦人で昔、社交ダンスの経験があり、その頃聴いたダンス音楽のセットアルバムをCDに変換したいと言うことでした。二週間ほど時間を戴いて一曲ずつデータ化し、全部で8枚のLPレコードを6枚のCD-ROMに変換しました。1枚あたり3000円×6枚です。新しいCDを買いそろえるという方法もお知らせしたのですが、昔から聴き親しんだLPを聴きたいと言うことなので、やり甲斐もありました。レコードのノイズもそのままデータ化されています。
 
3、花嫁衣装の着せ替え
 自分の母親が介護施設に入っている主婦(50代)の方から、「昔の白黒の婚礼写真なんだけど、花嫁の色打ち掛けを白無垢の衣装に替えられるでしょうか?」と聞かれました。「たぶん出来ると思いますが、まずその写真を見せて戴けますか?」ということで、そのお母様の新郎新婦姿の写真と親族との集合写真を預かってきました。その時なぜそうするのか事情を聞いたところ、そのお母様が「自分の結婚式の時に白無垢の花嫁衣装が着たかったのに、親に許してもらえなかった。そのことがずっと心残りでいる」と話していたというのです。母親に白無垢の花嫁衣装写真をプレゼントしてあげたいということでした。
 着せ替えの「素材」探しに随分時間がかかりましたが、なんとか調達して仕上げることが出来ました。ご本人がその写真を見て喜んでくれるかどうかは、想像もつきませんが、出来ることをしてそれが人の心に喜びとか癒やしになるならやり甲斐のあることだと思います。
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コメント 1

お尋ねいたします。

昔のレコードをCDに変換して頂く場合、著作権等はクリアして頂けるのでしょうか?
JASRACに問い合わせたところ、著作権および隣接権等の許諾が必要と言われました。
by お尋ねいたします。 (2013-12-22 09:27) 

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