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LPレコード、録音テープのデジタル化 [仕事]

 今から25年ほど前までは音楽ファンにとって必須のアイテムはLPレコード、磁気テープ(オープンリール、カセットテープ)などでした。SONYのウォークマンもそのバリエーションの一つとして大ヒットしたものです。音楽ファンはFM雑誌を買い、FMラジオでエアチェックし、LPレコードを買い集め、自分だけのコレクションを構築したものでした。
 しかし、CD-ROMの出現によりオーディオのデジタル化で様相は一変しました。さらに今iPod、iTuneが音楽の市場とともに音楽そのものをも大きく変えようとしているようです。この流れが一体どこへ向かっているのか想像もつきませんが「音楽を作るのも、受け取るのも人間である」ことに変わりはありません。

 今となっては「レトロ」になりつつあるLPレコードを持っていても「プレーヤーがない」「アンプがない」まま、物置の片隅にそれらを冬眠させている人は多いのではないでしょうか。そんな眠っているけど「想い出がいっぱい詰まっている」レコードに針を落として、そのままデジタルデータに変換し、CD-ROMに保存することができるのも文明の恩恵と言えるのかもしれません。

 というわけで、その「面倒な作業」を仕事として引き受けます。まずはご相談ください。音楽性はともかく、ノイズなどのないデータとして完璧なのはデジタルなので、それを望むなら市販の音楽CDを探した方が安くてクリアな音楽と出会えるでしょう。しかし、あのレコード盤に針を置いたときのノイズやわずかなスクラッチノイズなどを含めて愛好する人は多いはずです。すり切れるほど聞いたレコードには何とも言えない味があります。レトロです。
 私がLPやEP(ドーナツ盤と呼ばれた)を買い集めていた当時、レトロなものでは78回転の堅くて重いレコードがありました。鈴木清順の映画「チゴイネルワイゼン」のイントロの魅力がまさにそれでした。あの音を求めてSPレコードを買ったこともあります。「エディット・ピアフの芸術」はほとんど全曲がSPレコードのLPリマスター盤で、ノイズがたくさん入っているのですが、それが昔の「雨降りフィルム」の映像を見ているようで、リアルな音源のものよりもかえって癒される気がします。そんな気持ちのわかる人はご遠慮なく相談を投げかけてください。
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