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ソチ五輪 選手の活躍

 女子ジャンプの高梨選手、五輪初代チャンピオンの夢は叶いませんでした。彼女が本来の強さを発揮できれば、ほぼ優勝確実だったのですが、メダルにも届かなかった。これがオリンピックというものなのでしょう。インタビューに応える彼女の律儀な姿に打たれます。「また次回があるさ、頑張れ」です。
 その一方でスノボー・ハーフパイプの平野、平岡両選手の銀、銅…見事です。平野選手は一位でも良いのではと思いましたが、競技の技術などよく分かりませんから何とも言えません。青野選手は自分の必殺得意技が決められずに残念でした。大体このハーフパイプとかフリースタイルというのは、アクロバティックな技が判定基準になっていてダブルコーク何々とかテン・トゥエンティとか、理解していないと何がなにやら…。「3回転」とか「2回ひねり」とか言ってもらえると分かりやすいと思います。
 もともと過激なスポーツを集めて開催される「Xゲーム」から発展してきたもので「賞金目当て(1位=2000万円位)」なために、ワールドカップなどにはトップ選手は出ないそうです。オリンピックで優勝したりすると、賞金そのものはなくても、スポンサー料とかCM出演料とかが跳ね上がるので、選手もやる気になるそうです。
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 ノルディック複合に長野以来のメダルをもたらせた渡部暁斗は複合競技に新たな歴史の1ページを書き込んでくれました。ジャンプの葛西紀明選手…41歳、伝説となりつつある銀メダルです。翌日の国会質問で園田議員が「彼の決してあきらめない努力、我々政治に携わる人間も見習わなければならないと思います」…全くその通りで、何の報酬も見返りもない中で、コツコツ努力し続ける葛西選手の姿は、安定した職場で自分を守ることだけに汲々としているすべての日本人が見習うべき「夢のある生き方」を教えてくれています。

 大会終盤に向けて最大の関心事は女子フィギアでしょうか。
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色々と下馬評が喧しいですが、今の勢いを見ていると金=リプニツカヤ、銀=キム・ヨナ、銅=浅田真央となるような気がします。
 真央ちゃんが本当に金を取るためには、まず最初のSPで代名詞の3アクセルを完璧に跳べるかどうかです。回転不足とか両足着地などは論外です。彼女の決めの大技が、成長した女性の身体にかける負荷は大きすぎるようです。その成功の確率が低いのです。3アクセルを含めて演技構成を完璧にまとめることが出来れば、最高位も狙えると思います。ただし、キム・ヨナが、リプニツカヤが完璧な演技をすれば、勝敗結果は「時の運」でしょう。総合で220点代の争いとなるのでしょうか。

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