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人生とは屁のようなものである [生活]

NHKのドラマ「ゲゲゲの女房」をほぼ見ています。
漫画家水木しげるの半生を妻・文枝の視点から語る連続ドラマ。
先日の放送で水木しげるの父親が亡くなる直前に言ったのが表題の台詞です。

ドラマの中で孫娘が「私はもう高校生なのに何にも将来のこと決めていない」と悩みの一つを打ち明けた時のこと、おじいちゃんは「人生とは流るる雲のごとし。ああしようこうしようと思ってもなかなか思うようにはならないものだよ」と、孫にそんなことでクヨクヨしないように言ったのですが、

そのあとで家族の集まっている時、ついおならをしてしまい、はたと思いつきます。
孫に「人生とは流るる雲のごとし、と言ったが、人生とは屁のようなものである、と言う方がよかったなぁ」と言わせるのです。

「つまりなかなか思い通りには行かない上に、出る時は派手な音と匂いで他人を嫌がらせたり、怒らせたり、笑わせたりするが少し時間がたつと跡形もなくなる。」
確かにそう思います。でもあとに残るものが一つだけあります。それは「思い出」です。

私は以前、人間が生きるのは「思い出を作るため」と考えていたことがありました。そう思ったきっかけはヨットレース事故で水も食料もなくなる中で1ヶ月以上漂流し、1人だけ助かった人の記録を読んだ時でした。

離婚した妻との子供を密かに幼稚園に見に行った時、飛んでいって抱きしめたいと思いながら我慢したことを、死を待つ漂流の最中に思い出し、後悔するのです。「なぜ、あの時抱きしめてあげられなかったんだろう」と。

写真は水木しげること武良 繁氏と奥さんの布枝さん。本当に「いい顔」した夫婦ですね。g2009042333KTgegege_b.jpg
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