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ポートレイト写真のススメ [仕事]

仕事で「写真の加工」をしています。修正、合成などあらゆるデザインを含みますが、色んな要素の入った仕事に「葬儀の遺影」があります。お通夜や告別式の祭壇に故人を偲んで飾られる写真です。そもそも葬儀に遺影写真が使われるようになったのは戦後の事で、やっと半世紀経ったところです。だから「葬儀の写真はこうでなければならない」なんていう決まりはないのですが、いつのまにか「喪服・黒リボン額」というのが定番になっていました。しかし最近は額はカラフルに、リボンもお洒落になっています。
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問題は主役の写真です。この仕事をやっていてつくづく思うのは、本当に良い顔の写真が少ない事です。昔「写真を撮ると魂を抜かれる」とかなんとか言って毛嫌いしたと言う話を聞いた事が有りますが、いまだに日本人はそんな世迷い言を信じているのでしょうか。親族が亡くなって茫然としている時、すぐに葬儀の準備を始めなければならないと言う事情は分かります。しかし、遺影写真の出来を見ると別の意味でまた悲しくなる場合が多いのです。

もっと普段から「自分の気に入った写真」というのを用意できないものかと思います。アメリカ人などは自宅の居間、自分の部屋に必ずと言って良いほど家族の写真を飾ります。会社の自分の机の上にも飾ります。旅行に出るときさえホテルの部屋に写真を飾り、寝る前にチュッしたりします。(これは映画の中だけの話でなく、実際に私が何日間か同行したアメリカ人もイギリス人もそうでした。)そこまでしなくとも、免許や証明写真の他に、すてきな表情で写った自分の気に入った写真の1枚くらいは持っていたいものです。

という訳で、函館市内、近郊に限定して「ポートレイト写真」の「出張撮影サービス」を受け付けます。元気な人は「スタジオ」に出向けばいつでも撮れますが、それがなかなか出来ない方どなたでも対応します。少しばかり会話をして私なりにその人の最高の顔を記録致します。撮影と手札フレーム仕上げで、概算5,000円から10,000円(場所・条件により異なる)程度です。
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